少年キネマ 〜奥田徹の青い世界〜
 2010年03月18日15:11:02
(企画協力・後藤博茂)



どこまでも続く青
ヤケドしそうな青さ

なんだろうか・・・この感覚・・・
奥田徹の作品に触れるたびに
いつも心を大きく揺さぶられてしまう。

失くしてしまったモノ
二度と手に入れられないモノ彼の作品に拡がる青空が
よけいに胸をヒリヒリとさせてゆく。
いったいなんなんだろうか・・・

『ベリースタートっ!』 http://shonenkinema.com/very-start1

僕はこの作品を観るのは、決まっていつも深夜の時間帯である。
深夜に体験する奥田ワールドは特別だ。
蓄積された自分の中にあるモヤモヤっとしたモノが

まるで儀式により浄化されていくみたいにスペシャルであるのだ。
そいで、いつも調子に乗って、ついつい特典映像である
「暁のジェット噴射。」まで観てしまい、気が付けば朝方になってしまうのだ。
だけどもその朝はいつもの朝と何だか違ってたりする。
・・・そんな感じが好きなのだ。


ちば映画祭に、作品提供いただいた「青春ハンド」
http://shonenkinema.com/seisyunhando1.html

奥田ワールド全開の、ある意味、奥田徹のエポックメーキングな作品だと思う。
この短編は、その後、青森での映画祭にて賞をもらっていたりもする。
観終わった後に、何故か口元がゆるんでしまう。
色んな意味において自分にとっても大切な作品である。


『スペアキーな冒険』
http://shonenkinema.com/spare-key-main.html
この最新作では、その独自の青臭い不器用なまでの世界観を
演出により見事に昇華させており、
確実に次のステージに進んでいる。
実は、この「スペアキーな冒険」音楽なしの不完全版でしか
観ていないのだが、完全版を観るのが、自分にとっては、
まるで心の中まで見透かされている様な気がして怖いのだ。
何だかものすごく怖いのだ。
作品全体から放たれているキラキラとしたモノ
手に触れようとするが絶対に絶対に触れられないモノ

何度も何度も手直しされた脚本。
その段階からこの作品は自分の心を震わせていた。
活字の中で、すでにキラキラとした得体の知れない何かが
うごめいていた。
その時には感じなかった怖さを今僕は感じている。
5月16日(日)の渋谷シアターTSUTAYAシアター2での上映会。
http://shonenkinema.com/spare-key-information.html

果たして、スクリーンから何が出てくるのだろうか。


2010年04月14日

『スペアキーな冒険』劇場公開
(千葉パート撮影・石出裕輔)

昨年の夏に”撮影”として参加させていただいた
長編『スペアキーな冒険』
が渋谷のシアターTSUTAYAで5月16日(日)
一日だけ限定公開されます!

少しだけ内容をご紹介させてください。

掃除屋さんで働くジョーは、仕事先でいつも2階の
窓からタバコをふかしている女の子プーと出会う。
不器用だけど健気に生きるジョーは引きこもりで
家から出られないプーへの恋心を抱いていく。
ジョーと、その取り巻く人々たちとの交流を経て
小さな一歩を踏み出すまでのさわやかな物語。

監督/脚本は随分長いこと(いつからだっけ?)
お友達でいてくれた(笑)奥田徹さん。
ご夫婦で制作されていたのですが、現場の雰囲気は
映画をご覧頂けたら分かるのですが、まさに映画
そのものでした。最後の方はなんだか夏休みが
終わってしまう小学生の気分で夕日が切なかったのを
思い出します。勿論映画もその雰囲気が画面に
溢れています!

出演はプロアマ問わず出演されている方が多く
参加してくださっていて、主人公ジョー役に
さわやかなイメージそのままに高木公介さん。
キュートなヒロインのプー役を体全体で体現
しているのは『ハローグッバイ』でご一緒
させていただいた小鳥さん。
同じく『ハローグッバイ』でご一緒させて頂いた
上司のキング役の石川謙さん。キャスティングも
巧いです。その他に『ガソリンゼロ』(飯野歩監督)
の山崎吉範さんがいい感じで、現状のやるせなさを
爆発させる演技で、役に奥行きを持たせています。
また、拙作『母への手紙』で出演して頂いた
杉守加奈子さんや『屋上娘』でご一緒させて
いただいた阿部英貴さんなども小さい役では
ありますが、イイ感じのキャラで出演しております。

ロケは東京・静岡そして千葉で行われ、石出は
千葉ロケのみの参加だったので、他は監督の
奥田さんがカメラを回すという形でした。
主に千葉ロケでは、メインの舞台となるプーと
ジョーが出会う2階の窓と部屋の中と窓の下の
歩道や、最後に走るところ辺りです。
作品はほぼ同じ場所という設定なので、どこが
石出が撮影したとかいうのは、おそらくスタッフ
と本人しか分からないかもしれないですが、
作品はとてもキラキラしたような素敵な作品に
仕上がっております!
是非この機会にご覧いただけたらと思います。



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(予告編・YouTubeへジャンプします。)
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